何も考えてないのよ、私。知ってるでしょう?

第22部──フリーランスから会社員に復帰しました

Day1-4 サムイ島のチャウエンビーチで小洒落た晩餐(2015.7.9)

Day1-3はこちら

猥雑なチャウエンに宿泊するか、そのほかの地区に宿泊するか

チャウエンのビーチをぶらぶら歩き、途中でUターンしてまた先ほどの路地からチャウエンストリートに戻ってきた。

時間はまだ午後5時過ぎで、夕食には早い。といっておやつの時間には遅い。何もすることがなくなった。旅行に出るとだいたい手持無沙汰になる。

高機能腕時計によると、バンコクの日の入りは18:59となっている。サムイも同じぐらいだろう。ホテルへの帰路のシャトルバスの時刻は21:30。「セントラルフェスティバル」発。19:00ごろに夕食をとりたい。夕食までまったくやることがないので、チャウエンストリートの南のほうへ散策しに行った。

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チョンモンストリートは長い(北から南への一方通行、ストリート内ならソンテウ50バーツ=200円弱)

旅行先ではまず歩くのがいい。ストリートの規模やその地区の雰囲気がよく分かる。通りには土産物屋やホテルがたくさんあった。その中で、日本で宿さがしをしているときに候補に入っていたホテルを何件か見かけた。

チャウエンはとにかく夜通し騒がしいという情報をネットで見かけていた。だからぼくはチャウエンを避けてチョンモンに宿を取った。事実、チャウエンのビーチ沿いのホテルは、隣にバーや飲食店が立ち並んでいるので、おそらく深夜まで騒々しいはずだ。便利さや猥雑さを楽しみたい人はチャウエンが良いだろう。そうでなければ、ほかのビーチエリアを選ぶのがいい。

チョンモンは一番栄えているこのチャウエンから車で15分、ソンテウだと200バーツ=700円強かかる。当初はそこに不便さを感じるかと思ったが、実際に今日チョンモン~チャウエンを移動してみて、あまり気にならない距離だと分かった。むしろ、チャウエンの騒がしさを避けられるのは、静かなリゾート地を堪能するにはいい選択だったと思った。

チョンモンは、静かで、白浜がきれいで、ストリートにコンビニが2件(ファミマとセブン、ともに24時間営業)あり、主要なビーチエリアの真ん中で、チャウエンにも近く、空港にも比較的近いエリアなので、ぼくにとってはベストチョイスだった。基本的にだいたいいつも選択をミスすることでお馴染みのぼくにとってはラッキー以外の何物でもなかった。

チャウエンストリートを歩いていると、後ろからソンテウの警笛を何度も鳴らされた。ストリート内ならば相場は50バーツ=200円弱だったはずだ。乗ろうかとも思ったが、歩いて実測したいと思ったので、乗らなかった。

しかし、思っていたよりもストリートが長く、途中でギブアップし、屋台で買ったマンゴージュースを飲み一休みした。

このチャウエンストリートの南端には、日本人専用のツーリズム「ほうぼう屋」があるはずだ。そこまで行きたかったが、歩いていくのはとてもじゃないけど無理だった。「ほうぼう屋」に行くにはソンテウに乗る必要があることを学んだ。

ちなみに、「ほうぼう屋」は、チャウエンとメナムに店舗を構えている。

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サムイ島旅行の所持金

マンゴージュースを飲んだあと、多少体力が回復したので、もと来た道を歩いて戻ることにした。途中で円をバーツに両替した。街中にはとにかくたくさんの両替屋があった。50メートルあるけば5件以上あったように思う。いくつかの店舗でレートを確認して、一番いいところで両替した。

サムイ島では4泊する予定だ。現金は5万円持ってきた。かなり多めに持ってきた。おそらくそんなに使わないと思う。

毎日かかる費用は昼飯と夜飯代だ。朝飯はホテルで出る。

ストリートの汚い飲食店で食べれば、ワンプレート100~200バーツだ。それに飲み物代、コーラなら40バーツぐらいだ。カクテルなら150バーツぐらい。全部で千円もかからない。実際のところ、ワンプレート100バーツとコンビニのペットボトル入りの水(7バーツ)で十分なので、一食あたり500円ぐらいだ。そうなると1日当たりの出費などたかが知れている。お菓子やコーヒーなど無駄遣いしても、一日当たり二千円もあれば十分だろう。5日間の滞在なら1万円。それに各種ツアーなどに参加するのなら別途お金が必要になるが、4泊5日ならばせいぜい3万円もあれば最低限、サムイ島を楽しめる。

チャウエンのオンザビーチレストラン

19時過ぎに日が暮れてきた。マジックアワーというやつか。空には少し曇があったが、おおむね晴れていた。海辺のレストランは、ビーチにイスとテーブルをだして、燭台に火をともしている。暮れなずむサムイのビーチは、とてもいい雰囲気だった。

ぼくもオンザビーチのレストランで夕食を食べた。複数の料理を食べ、カクテルも飲んだので2千円ぐらいの出費だった。こういったレストランで食事をすると日本と同じぐらいお金がかかる。もっとシャレオツなところならば一食あたり四千円ぐらいかかるところもあるとガイドブックに書いてあった。明日からはもっと節約しよう。

ただ、周りのテーブルを見ていたら、パスタと飲み物とか、飲み物だけなど皆かなり安く済ませていた。店側も別にそれで嫌な顔をするわけではない。このへんは日本やその他の先進国とは違う、タイ独自の鷹揚さといったところだろうか。

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夕食後はビーチを北側に歩き、Arkバービーチリゾートという騒がしいバーの横を通ってチャウエンストリートに出た。そこから南下して「セントラルフェスティバル」へ向かった。夜のチャウエンストリートは、聞きしに勝る騒々しさだった。凄い人ごみだった。店の前を通るたびに呼び込みに「ニーハオ」と言われ、閉口した。

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21:30のバスに乗って「インペリアルボートハウス」に戻った。フロントで「カギをください、ルームナンバーは〇〇です」と言ったが、「え?」みたいな顔をされた。もう一度ナンバーだけ言ったら通じた。外国語は難しい。

部屋に戻ってシャワーを浴びて、テレビで英語放送のNHKやBBCを見ながら、買ってきた缶ビールを飲んだ。外国語のTV番組を見ているときが一番海外に来たという感じがする。

23時ごろには床に就いた。

 

プーケット・サムイ島・バンコク (ララチッタ)

プーケット・サムイ島・バンコク (ララチッタ)

 

 翌日、Day2-1に続く