布石は打った しかし サラリーマン引退は

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ふいに社長と二人きりで話す時間ができた。

まったく心の準備ができていなかった。月例の打ち合わせは27日か28日と思っていた。

テーブル越しに向かい合いお決まりの会話を交わしてから、引退宣言をするかしないか一瞬考えた。

結果、サラリーマン引退の宣言などできるハートが私にはないということが分かった。ただシグナルは送った。ストレスが…というようなことは言った。布石は打った。

もし長い歳月が過ぎてこの時のことを振り返った時に最新のAIを備えたHRテックを導入していればおそらく各種データから社長は私の退職の予兆を検知をできていたであろうなと思わせるだけの要素はちりばめることができたと思う。

策士かなって思っちゃう。私は策士だなって。

これはいわば第一段階なのだ。突然退職したいと言うと、春特有の精神の不安定さを疑われかねない。いつの時代も辞めたい詐欺が横行している社会だ。社長もそういった詐欺師を何人も相手にしてきたはずだ。私も同じ穴の狢と思われかねない。それは避けたい。

今回の布石で、悩む社員として、印象付けることができた。これを突破口として第二段階に移りたい。ここまでくれば相手を攻略することはたやすい。どうだろう。半月後ぐらいに引退宣言をしてもいいのではないだろうか。

「やっぱ、辞めさせていただきたいのですが。ストレスが強すぎて、体の調子も悪いので。いや、あの、実はやりたいことがほかにあって。え? それはまだあまり形になっていないので今は言えないのですが、ここ数年考えていたことがあって。いやまだ言えないです。え。いやありますけど。本当です本当です。あと~、サラリーマンという働き方に限界を感じていて。え? 具体的には、それはその、朝起きるとか電車通勤とか花粉症治療のために耳鼻科にいけないとか、掃除当番とか、いや、まあそういうのもありますが、なんていうか週5回も働くというのは人をダメにしますね。ひどく損なうと思うんですよ。え、まあもちろんみんなやっています。まあ私もそうでしたが、ただ、みんな不健康ですね。働き方改革は休み方改革といった人があったそうですが、まさにそれはそうで、週休3日制はマストだと思います。あと自由出勤というんですかね。裁量労働制ではなくてもっとフレキシブルな働き方を実現しないと人はダメになりますね。でもそういうのは実現しないと思います。なので私はここに高らかに宣言したいのです。ビジネスシューズを脱ぐ決意をしました。背広を捨て去ります。サラリーマンを引退します」

伝わらないな。

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