【とにかく退職】あと2週間で引退する理由を見つけなくてはならない

月末に社長から給与明細をもらうときまでに、引退の理由を考えなくてはならない。

私としては「サラリーマンを引退したい所存でござる」ぐらいに言えば、納得してもらえると考えているのだけれど、もしかしたらそれでは言葉足らずかも知れない。

説明が足りないと誤解を招き、怒らせ恨みを買うかも知れない。もちろん、そのような感情的な人ではないので失望こそさせるかも知れないが、激昂されることはないだろう。

しかし2年弱のつきあいで、これからというところでの離脱というのは経営的に痛いと社長は考えるので、一般的に筋の通った引退理由を創作しなくてはならない。

いつも会社を辞める段になると困る。辞める理由が見つからない場合が多いのだ。

低賃金やパワーハラスメントならわかりやすくていい。嫌いな上司や気の合わない同僚がいるのも、まあ正当な理由だろう。家から遠いさえも理由として成立する。今回はどれにも当てはまらない。

「精神病なんです」と言って先方は了承してくれるだろうか。人に相談したら、「精神病の人は自分でそんなことは言わない」と言われ得心した。

私は近年逆流性食道炎を煩っているのでこれは引退理由に使えるかも知れない。実際最近ものどにつかえの症状が出ている。ストレスだろう。これを軸に据えて引退理由を拵える線は狙えそうだ。

ここ数ヶ月逆流性食道炎の症状がひどく病院に行ったら医者にストレスと言われた。耐えたもののこのままこの仕事を続けていくのは健康的ではないのでこのたび引退届けを提出する運びと相成りました。

いけそうな気がするが、やはり嘘っぽいのが気になる。実は1点引退後にこすっからい狙いがある。それは引退後も週2度ぐらい現会社にバイトで雇ってもらい、日給2万円ぐらいもらいつつアドバイザリー契約を結び月給にして15万円ぐらい得られないかという胸算用がある。これはあまり期待しないようにはしているが、そういった特権を得られる可能性もあるのでその道は残したい。

となると身体を壊したというのは一長一短がある。

身体を壊したから時短にしてください。身体を壊したから働けない。どちらでもいけるか。

一番いけないのは次の転職先が決まったという嘘だ。これだと、この会社と縁が切れてしまう。あいつが嫌いだ、こいつが嫌いだ、実はあなたが嫌いだから辞めるもあとに遺恨が残るのでいけない。

今の仕事に耐えられないというのも駄目だ。実際にはこの理由が引退の引き金になっただが、本音もまた後に好影響を与えない。無能と思われるのもしゃくだ。

どれもこれも引退理由には弱い気がする。難しい。

いっそのこと「サラリーマンに幻滅した。世の中の「働き方改革」の欺瞞に反吐がでる。私は独りで改革をする。誰も私を止めることはできない。引退します」と言うか。

これこそ逆鱗に触れるきがする。

辞める理由がないのに会社を辞めるという作業に毎回頭を悩ませている。しかしこれはまさに私がサラリーマンに合っていない気質であるといえる。10度以上の退職も同様だ。誰かに「おまえはスーツを着るような仕事をしてはいけない」と言われたことがある。そのときはその意見にまったく同意できなかったが、今はそれに激しく首肯せざるを得ない。いまは私服通勤だがそういう問題ではないのだろう。通勤する仕事や雇われ仕事や月給取りが駄目なのだろう。

もちろん、月給取りは最強だ。しかしそろそろ引退しなくてはならない。理由は……見つからない。あと2週間でどうにか言語化しなくてはならない。

いま、最も使えそうなのは下記だ。

「実はもう何年も考えていたことがあります。それはサラリーマンからの引退です。2年前にこの会社に入社し、社長にはとてもお世話になり、今後も事業を拡大していくということで私にも過分な期待をいただき誠に感謝しておりますが、私のサラリーマンとしての耐用年数はすでに切れています。10年以上、私は電池の切れたロボットのようでした。心身ともに健康ではありますが、サラリーマンというのは人を損ないます。上手くはいえないのですが、極めて実存的な意味で人を消耗させます。私はもう36歳です。人生の折り返し地点に来ました。新しいフェーズに入ったと考えています。今の仕事はやりがいがあり、新しい人も入ったのでその人たちと一緒にさらなる事業拡大にもみんなと一緒に頑張っていきたいと考えていますが、今後の人生を考えたとき、自分勝手で大変申し訳ないのですが、別の、実は、私には夢があります! 英語で言えば、I have a dream.です。夢に向かって頑張っていきたいのです。申し訳ございません!私の夢は、」

もちろん、私には夢などない。しかし、「夢」というキーワードは強力であるように思われる。誰も夢を邪魔することはできない。

夢。あと2週間で、夢を見つけたい。

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