転職 ワークポート

私ごとで大変恐縮だが、自分の中で最低の転職サイトと俺が思っている私的にマイワーストのワークポートから久方ぶりに連絡が来た。

現在の就業状況や転職活動状況を確認したいというメールだった。

ワークポート的に登録者の整理をしているのだろう。

自分は転職してすでに一年半なので状況も何もないと思いつつも、転職サービス会社からそのようなお伺いが来ると、疼く。

世の中から、転職を要請されていると思ってしまうのだ。

実際転職への情熱がわき上がりつつある。くすぶっている。仕事にストレスを感じているし、そもそも会社は辞めるためにあるというのが理念で、一年半も同じ会社にいるのは個人的に不健全だと思っている。

もう三十六歳で人生折り返しだ。もしかしたらすでにだいぶ前に折り返している可能性も否定できない。もしかしたらすでに最終コーナーを回っている可能性も捨てきれない。

うんざりする。働きたくないが働かなくてはならない。本当に反吐が出る。明日も取材だ。一流企業の三下社員と話題のビジネスパーソンとおそらく人生の落伍者であるところのフリーライターと年を取ってからカメラマンの養成学校に通い今は写真で飯を食っているカメラマンと制作会社に勤めている疲れ切った編集者でわいわいわいわい。

ファックオフ。

三十六歳で転職が難しい年齢なのかも知れないが、十何回も転職をしていると仕事の常識や転職の常識が当てにならないものだと言うことはすでに知っている。

年齢や業界や職種や来歴などによる評価というのは糞の役にも立たない。最近は一流企業の人たちと仕事をすることが多いが、率直に言って、みんな頓馬だ。誰も彼もうんこだ。彼も彼女も私も俺も僕も、笑いが止まらないほど間抜けだ。おそらくみんな仕事をしすぎてとち狂ってしまったのだろう。

ワークポートはもちろん使えないが、こちらの転職熱を刺激してくれたのはありがたい。じゃあということでいっちょワークポートを使って転職活動してみようかしら。

と、考えて一つ懸念点が出来した。

マイナビ転職やリクナビネクストなどはサイト情報を改ざんすればそれで済むが、ワークポートなどのエージェント企業はそう簡単にいかないかもしれない。

私の登録情報は内部で管理され、サイト上でこちらが自由に改ざんはできない。じっさい担当者は私に最新の履歴書と職務経歴書を送ってこいという。それを元に彼ら自身がデータベースに登録する。

送った経歴を一から登録してくれるなら良いが、おそらく差分を上書きするだろう。となると以前の経歴と今の経歴がまるで違うと、担当者から怪しまれる。

と、考えて、どうでもいいと思ってしまった。

こちらがどんな経歴に書き換えようと、奴さんには関係ないことだ。

以前の経歴はそれはそれで、私は生まれ変わったのですと主張すれば奴さんは何も言えまい。求職者が転職すれば売上げが上がるのだ。転職強者にパワーアップする分には文句あるまい。

なぜ経歴が違うのですかと問われたら、世の中ってそういうもんじゃん?と言えば、そうですよね。生きるって大変ですよね。っていこうとで落ち着くと思う。

もし常識などについて講釈を垂れてきたら、顔面をグーパンチして、黙らせてやるしかない。