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ほったらかし温泉

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昨日は昼にそばを茹でて卵と納豆を載せて食べた。

勢い良く搔き込んだため、数時間後に腹を壊した。

暇だったもので、夜に個人フットサルに行った。腹を壊しているのにもかかわらず。

体育館のトイレでも用を足した。下痢は脱水になるので、水分をたくさんとった。

しかし体育館は蒸し暑く、汗がだらだら流れた。二時間大いに運動した。

夜十一時前に体育館を出て、そのまま山梨に向かった。

とにかく暇だので、前々から気になっていた「ほったらかし温泉」に行った。

圏央道と中央道を走り、勝沼で下りた。

深夜一時頃に「ほったらかし温泉」近くのフルーツ公園の駐車場に着いた。

「ほったらかし温泉」は朝四時からやっているので、日の出を見るために、多くの人が前泊する。だいたいがこの駐車場で仮眠をとり、営業開始時間を見計らって公園から五分ほどの「ほったらかし温泉」へ向かう。

四時に目覚ましがなり目を覚ますと、曇天だった。車で坂道を上り「ほったらかし温泉」につく頃にはぽつぽつと雨が降り出した。

駐車場にはすでに二十台ぐらい車が停まっていた。もしかしたらこの駐車場で前泊しても良かったのかもしれない。前日に「ほったらかし温泉」にTELしたら、フルーツ公園を案内されたのでそれに従ったが、次回行くときは直接この駐車場に来てもいいかもしれない。

「あっちの湯」と「こっちの湯」のどちらに入ろうか迷ったが、「こっちの湯」は点検中だった。

八〇〇円払い風呂に向かうと、洗い場も湯船も広かった。内湯が一つと露天風呂が二つ。露天風呂は下段と上段に分かれていた。下段は岩で周囲を囲われていた。上段は檜か何かの木で囲われていた。

俺はすいている上段に入った。雨が強まってきた。と思ったら小降りになった。

「あっちの湯」は夜明け前の甲府の町が一望できて良い景色だった。富士は雲で見えなかった。東の空の雲間がピンクに染まっていたが朝日は見えなかった。

ネットで調べた限り、日の出を見るなら「あっちの湯」とあったので、こっちではなくあっちで良かった。あっちからは町の夜景も見れるので、夜に来る場合も「あっちの湯」で正解だと思う。

町の灯の背後に山並みがうっすらと見えたが雲で滲んで山なのか地平線なのか判然としなかった。

下段には二十人ほど人がいた。上段には五人ほどいた。若者の集団も二グループほどいた。誰も彼も黒々と日焼けしていてホモに見えた。下段から上段に移動してきた若者集団が、俺の横のスペースにちん入してきて、「こっちの方がワンチャンヌルくね?」と仲間に言っていた。何言ってんだこいつと思い、金的に膝蹴りをかまそうかと思ったが、思いとどまった

皆お天道様を拝むべく、雲と稜線とピンクの空のスジをぼんやりと眺めていた。

途中、体を洗うために中に戻った。洗った後は内湯に入った。そして次は露天の下段に入った。

上段に戻って少ししたらやっと太陽が顔を見せた。日の出時刻からは三十分程度経っていた。五時二十分だった。

それを見ると、多くの人たちが湯から上がり始めた。若者集団の一人が、「この後飲む水めっちゃうまそうじゃね?」と言っていた。それには同意した。

昨日は六時過ぎに夕飯を食べ、その後何も口にしていなかったので、腹も空きだしていた。

朝の四時に起き、風呂に一時間以上も入って体力も消費している感じがした。無性にメシが食いたくなった。白飯と味噌汁が食べたくなった。甲府まで風呂に入りに来て、朝早くに白飯と味噌汁の朝食をいただくなど贅沢きわまりない。どこかの定食屋がやっていたらいいのになと思ったが、この時間から営業しているところはないだろうなと思った。

五時半に湯から上がった。脱衣場はこれから入浴する客であふれかえっていた。金曜日だと言うのにたいした盛況ぶりだ。まだ朝五時だ。人気スポットなのだろう。土日はいったいどれだけの人が集まるのやら。

男風呂から出ると、目の前にベンチがあったので涼みがてら腰掛けたら、目の前に雑誌の切り抜きのような紙片が壁に貼ってあった。「近場の食事処」とあったので、閲覧したがどこも朝十一時からの営業だった。朝六時前にやってるところなどあるまい。米と味噌汁が食べたい。

外に出ると雨がやんでいた。

東の空から太陽の光が差し込んでいた。

温泉の周囲の飲食店はすべて閉まっていた。と思ったら、端っこのほうに目をやると、アベックがいすに腰掛けテーブルに盆を載せて何かを食べているのが見えた。その横を見ると一軒だけ店がやっていた。「朝ご飯」という文字が見えた。

近づくと、五百円で飯が食えるとある。メニューは、白飯、味噌汁、漬け物、卵、納豆。これ以上ないってぐらい興奮した。

さっそく親父に注文し、盆を受けとり、テーブルに腰掛けて、すぐさま飯を搔き込んだ。飯を食い、煮干し風味の味噌汁を飲み、漬け物を口に含み飯をほおばった。米が半分ぐらいになったところで、生卵を落とし、その上に納豆を載せて、行儀など関係なく、茶碗に口をつけて一気に口の中に流し込んだ。

元来飯の写真を撮らないタイプの人間だが、この時ばかりはスマホを取り出し撮影してしまった。それほど、完璧な朝食だった。

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食後は、そそくさと車に向かい、高速を使わずに下道でたらたらと帰った。

途中で睡魔に襲われ、初狩あたりのローソンの駐車場で仮眠をとった。一時間ほどで日差しの暑さに目を覚まされ、仕方なく車を発進させた。帰宅したのは朝十時だった。

一日はまだ始まったばかりだった。