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2年連続10回目の転職活動が始まった

転職活動 社内ニート

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始動

またしても転職活動が始まった。

2年連続10回目の転職活動だ。次に勤める会社が通算10社目のメモリアル企業になる。恐ろしい数だ。社会に出て12年ほどなので、私にとって転職はほとんど年中行事といえる。

次の会社は私にとっては記念碑的な会社になる。いままで以上にまともに転職活動を進めなくてはならない。

もう34歳なのだ。24歳の時とは違う。適当に就職活動を進めて、適当な会社に入社していては、またすぐに退職するのが目に見えている。同じ轍は踏まない。いや、9回は踏んだが、10回目は踏まない。

そろそろ人並みの月給を稼げるような会社に入り、実家を出て下宿したい気がしないでもない。

最近「40歳成人説」を提唱しているので、34歳はまだまだ未熟だという認識だが、社会はそう甘くない。34歳にもなっていつまでも職が不安定では、家族親族友人知人から「人生の落伍者」と認定されてしまい、嘲笑の的となる。

次こそは長く勤められる会社に入社したい。くれぐれもミスマッチは避けたい。それにはまず己を知ることが重要だ。今までの職歴を棚卸し、自分が培ってきた経験を整理したい。

 

 いままでの職歴

 <職歴>(太字:勤続半年以下)

  1. H社(勤続5日、プログラマ)※新卒
  2. F社(同2年、編集記者)
  3. C社(同2ヵ月、調査)
  4. N社(同2ヵ月、データ入力)※バイト
  5. H社(同4ヵ月、販売管理)
  6. A社(同9ヵ月、編集)
  7. A社(同5年、編集)
  8. I社(同2ヵ月、編集)
  9. E社(勤続4ヵ月で在職中、編集)※派遣

 

こうして概観すると、今まで勤めた9社のうち、実に6社までもが半年以内に辞めていることがわかり、自分自身驚きを隠せない。

まずはいままでの退職理由を振り替えることで、自己分析を試みたい。 

1社目の退職理由(23歳)※新卒

最短記録5日というのはもはやギャグでしかないが、これは新卒で入った会社なので、まだ大人になり切れていなかったということで免罪されそうだ。
そもそも20歳そこそこの若者に会社勤めをさせる社会に私は疑問を抱いている。非人道的なのではないかとさえ私は思っている。海外みたいに、学校を出たらある程度モラトリアム期間を設けてくれてもいいのではないか。ある程度の経験を積むことができれば、私だってきっと最初の会社を5日間で辞めるというようなこともなかったと思う。よっては非は私の方ではなく、社会にあったということができる。

 

2社目の退職理由(25歳)

2社目には2年ほど勤めた。私にとっては歴代2位の勤続記録だ。ここは小さい会社だったので、社員は私一人だった。あとは社長とフリーランスの人たちと経理の女性。経理の女性が社長の内縁の妻だった。勤続1年で社長から、社長職を引き継ぎたいといわれ、25歳の私はこれを固辞した。そして身の危険を感じ、退職。零細企業で唐突に社長職を打診されたことのある若者ならわかると思うが、ふつうは固辞しそのまま退職する。これは道理であり、私に落ち度はない。

 

3社目の退職理由(26歳)

覚えていない。なんとなく辞めたような気がする。

 

4社目の退職理由(26歳)※バイト

3社目の退職で私は心底疲れていた。短期間に退職が続くと、人の精神はひどく摩耗する。20代そこそこの若者でも、脂ののった50代でも同じことだ。転職を繰り返すことはエネルギーを使うのだ。
疲弊していた私は、少しの期間アルバイトで働き、また気が向いたらどこかの会社に正社員で働こうと決めた。2ヵ月後、気が向いた。正社員至上主義という日本社会において、アルバイトで働き続けることに対して、当時の私は負い目を感じていたと思う。もう一度正社員に戻るため、アルバイトを辞めた次第だ。ようするに発展的退職ということがいえる。

 

5社目の退職理由(26歳)

4カ月で辞めた。結局この年は3社も会社を辞めた。通算3社目のC社、4社目のN社、5社目のH社。このあたりが私の退職人生の中でピークであったと思う。退職に次ぐ退職。「会社は辞めるためにある」ということを発見した時期でもある。
もはやなぜ会社を辞めるのか、分からなくなっていた時期だ。最初に退職あり気で、退職理由は後付けするのが、当時の私のトレンドだった。
当時の情景で一つ思い出深いものがある。この5社目は東京の下町といわれるエリアにあった。いまは都市再開発で街並みが大きく変貌したらしいが、私が勤めていた時分はひどくさびれた街だった。そのため、駅や会社周辺に飲食店がほとんどなかった。私は今でこそ会社に弁当を持参しているが、当時は人並みに外食をしていた。しかし、先述のとおり外食する店が少なかったため、よく一人で街の小さなパン屋で菓子パンを2つ買い店内のイートインで寂しく食べていた。その時、よくレシートの裏に、退職理由になりそうな項目をペンで何個も書き連ねるという、今思い返しても心が温かくなる行為に、昼休み中没頭していた。だいたい最後に、「昼飯食べるとこない」と書いていたのを、今、唐突に思い出して胸が苦しくなった。

 

6社目の退職理由(28歳)

5社目を辞めたのがリーマンショックの年だったので、次の会社を見つけるまでに1年もかかってしまった。せっかく入社した会社を9カ月で辞めた。辞めた理由は、覚えていない。当時もう私は完全なる「ジョブホッパー」になっていた。前述のとおり、まず退職あり気だったので、もはや私には退職理由など必要なくなっていた。誰も私を止めることなどできなかった。

 

7社目の退職理由(33歳)

7社目には5年も勤めた。信じられないほど長い期間同じ会社にとどまった。長く勤められた理由は、会社が適当で楽な環境だったからとしかいえない。いつなんどきでもネットサーフィンできた。先輩は一日中居眠りしていた。通常1時間の昼休みを、2時間取る者もいた。ぬるま湯というレベルを超えていた。そのような環境だからか、当然のように薄給だった。堕落していくことに危機感を感じた。そしてそろそろ薄給から卒業したいとも思った。人並みの給料を取るために会社を飛び出した。良くある話だ。

 

8社目の退職理由(33歳)

試用期間の2カ月で辞めた。給料は試用期間でも、前職より良かった。本採用になったら富豪になっていたことだろう。しかし、前職よりも当然のことだが、仕事は忙しく、また難易度の高い業務内容だった。過去5年の自堕落な社会人生活で、私は完全なる社内ニート気質になっていた。到底、難易度の高い仕事をこなせるとは思えなかった。あるいは、続けていたらなんとかなったかもしれなかったが、私のようなジョブホッパーは先手先手で、辞める。危機が目の前に迫ってから回避行動に移るような、鈍重な人間ではない。1キロ先に危機の萌芽が確認できたら、一目散に退散する。それが、ジョブホッパーであり、プロ転職家だ。

 

9社目の退職理由(34歳)※派遣

スクールに行くために、自由のきく派遣で働き始めた。そろそろスクールが終わるので、転職活動を開始した。やはり派遣で食べていくのはキツイ。

試用期間という悪習

8社目は試用期間で辞めたが、振り返ってみると、ほかにも2社ほど試用期間で辞めた会社がある。

この試用期間というのは曲者だ。会社と新入社員がお互いを見極める期間らしいが、私はそのような解釈はしなかった。とりあえず試用期間が終わったらお互いよく考えましょうということになると、私のようなまじめな人間はほんとうによく考えてしまうのだ。つまり、そのまま普通に就業し続ければいいのに、「よく考える機会」を設けられることによって、熟考し、翻意し、煩悶し、投げ出し、どうでも良くなり、楽になりたくなり、諦め、退職する運びになるのだ。それもこれも、試用期間という制度のせいだ。試用期間がなかったり、試用期間50年などの仕事があれば、私はきっとうまくやれたはずだ。

さらにいえば試用期間というのは企業側が設けた勝手な理屈であり、及び腰の対応以外の何物でもない。一度内定を出した人材には試用期間という見定め期間など設けずに、定年まで雇うぐらいの気概を見せてほしい。私のようなジョブホッパーというハズレくじを引くことさえ恐れない、博打を打つぐらいの投げやりな態度で採用活動にあたってほしい。

 

自己分析結果

以上見てきたように、私の退職理由は極めて気まぐれだ。あるときを境にして、もはや退職理由など存在しなくなった。ジョブホッパーには退職理由など存在しない。退職理由を書き連ねたところで、自己分析になどならない。

 

今後について

退職理由は糞の役にも立たないが、職歴を概観していて気が付いたこともある。

自分では意識したことがなかったが、職歴上では「編集」に長く携わってきたということが分かる。
実際は、零細出版社での「小間使い」兼「社内ニート」として、ひたすら雑務とネットサーフィンをこなしてきたので、編集者と言えるのかどうか怪しい。
しかし、応募書類上では「編集者」としての経験が7年以上あるので、これは立派な職歴と言えるだろう。これを生かさない手はない。

現在、WEBデザイナーのスクールに通っているので、そこで覚えたことも無駄にはしたくない。となると編集とWEBの両面が生かせる仕事を探すというのが、正しい答えだろう。
ということで、いま、私の中で「WEB系」が熱い。今回の転職活動では、主に「WEB系」の企業を中心に求人を探していきたいと思っている。いままで通算して7年ぐらい、紙媒体の出版社に勤めてきた。出版は衰退産業なので、これからはWEBだ。WEBがカッコいい。WEBが便利だ。WEBが人気だ。今までの編集経験を生かして、WEBメディアの編集者やライターになるといのはどうだろうか。なんとなく、カッコ良い。

考えてみれば私が最初に勤めたのはIT企業だった。5日間だけとはいえ、IT企業に勤めたのは事実だ。私は元プログラマだったのだ。ここは一つ、原点に立ち返ろう。きっと今度こそは、天職が見つかるような気がする。