ワコールのCW-Xを穿いて立山三山を登ってきました……(2015年7月19日、20日)

7月の三連休、一泊二日で立山三山(雄山3003m、大汝山3015m、富士ノ折立山2999m)に登ってきた。1日目は雨にたたられ、雷鳥沢キャンプ場でのテント設営に大変難儀した。しかし二日目は朝から晴れ渡り、立山連峰の大景観を楽しみながら山行できた。本来ならば最高の夏山を満喫できたはずだが、ワコールのCW-Xを穿いていたため、楽しさが半減してしまった……。ぼくは、ワコール社をぜったい赦さないぞ!

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7月19日(日)14:55室堂着

昼過ぎに登山の拠点となる室堂にアクセスするための長野側の入り口、扇沢(おうぎざわ)駅に着いた。前日が悪天の、三連休中日とあって、駅前の有料駐車場は満杯だった。交通整理の女性に、有料駐車場の手前の駐車場に案内された。こちらは駅まで徒歩10分の駐車場で、無料だった。有料駐車場は一日1000円なので、結果的に下の無料駐車場に案内されて良かった。

身支度を整え、扇沢駅に向かう。ちょうどいいタイミングで関電トンネルトロリーバスが来たので、乗り込んだ。これで黒部湖まで行く。乗車時間は15分。料金は、扇沢~室堂までの往復チケット、9050円。とても高い。これ以外にも10キロを超える荷物代金として200円、300円と二度ほど徴収された(帰りはなぜか1回、300円だけ徴収された)。

黒部湖から15分ほど歩いて、黒部ケーブルカー乗り場へ向かう。観光客が多数いた。黒部ダムの放水や、ダム建設に尽力した人たちの記念碑や歴史を紹介する展示コーナーなどを見学した。

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黒部ケーブルカーに乗り、黒部平に向かう。乗車時間は5分ほど。次に立山ロープウェーに乗り大観峰(だいかんぽう)に向かう。

雪の大谷

ぼくは、内心ドキドキしていた。そろそろかなと心の準備をしていた。立山アルペンルートといえば、「雪の大谷」だ。雪の壁を走り抜けるルートは立山アルペンルートの醍醐味だ。登山者以外のお客さんも、それを楽しみに高い料金を払っているのだろう。

雪の壁はどこだろう。もうすこし高度を上げたところに雪の大谷はあるのだろうか。大観峰まではなかったので、次の大観峰から室堂までのルートでお目見えするに違いない。

大観峰から室堂までは立山トンネルトロリーバスで行く。乗車時間は10分だ。新調したiPhone6を起動して、テレビや雑誌で見た雪の大谷が眼前に現れるのを待った。

10分後、標高2450mの室堂バスターミナルに到着した。

雪の大谷は通らなかった。どうやら、雪の大谷は富山県側から室堂に向かうルート上にあるらしい。阿呆みたいに写真の準備をして、嬉々とした顔で窓外を注視していた自分が恥ずかしくなった。ほかの乗客は皆このことを知っていたのであろうか。ぼくは、「雪の大谷は富山県側にあるんだよなぁ」という表情を作りバスを降りた。

 

室堂からみくりが池温泉

途中の大観峰あたりから弱い雨が降っていたが、室堂についたら本降りになっていた。室堂のバスターミナルには、レインウェアを着た憔悴した表情のハイカーの皆さんが、地面にへたり込んでいた。一気に帰宅したくなった。

ザックからレインウェアを出すのが面倒だった。みくりが池温泉までは地図によると10分だ。とりあえず、ザックカバーだけつけて、温泉に向かって歩き出した。f:id:renox:20150719150330j:plain

ターミナルの外に出ると、降雨は弱まっていた。気にしなければ、気にならない。しかし、標高が高いので寒さを感じた。上半身は長袖、下半身はショーツと軽装だったので、よけい寒さが身に染みた。5分ほど歩いて、やはりレインウェアを着ればよかったと後悔した。だいたいいつも防寒対策を怠って後悔する。

みくりが池温泉

みくりが池温泉は立派な施設だった。入浴料700円。風呂にはシャンプーやボディソープまであった。以前に尾瀬の小屋でも温泉に入ったことがあったが、そこには石鹸やシャンプーはなかった。おそらく使用も禁止だったはずだ。山では石鹸、シャンプー、歯磨き粉の類はご法度だ。

しかしみくりが池温泉では普通に使用可だった。ありがたかった。温泉は鉄分が強く、さび臭かった。多くの登山者が入湯していた。皆、歳の割に良い体つきだった。

風呂から出た多くの登山者は、この施設に泊まるのだろう、風呂上がりの一杯を楽しんでいた。ぼくもそうしたかったが、これから3、40分ほどあるいてキャンプ場に向かわなければならない。雨中のテント泊を想像し、気がめいった。

17:00頃にみくりが池温泉を出て、雷鳥沢キャンプ場に向かう。上下レインウェアを着込み、湯冷めしないか心配しながら歩行した。途中、雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ、ロッジ立山連峰と3つも小屋があった。そしてどれも温泉があった。ぼくは、室堂にはみくりが池温泉しか入浴施設がないと、勘違いしていた。付近に他にもたくさん入浴施設があるとわかっていたなら、キャンプ場に近い山荘の温泉に入れば良かったと後悔したが後の祭りだった。

歩行中に火山ガス注意の立札がいくつもあった。硫黄のにおいがする。立山は火山だったのか。知らなかった。近年、列島で火山活動が活発化しているので火山には登らないようにしていたのだが…。

雷鳥沢キャンプ場

18時前に雷鳥沢キャンプ場に到着。雨が降りしきる中テントを設営した。

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管理棟に行って、テントサイト使用料金500円を支払い、トイレに行った。トイレはわりときれいだった。入り口は男女同じ。男のほうには個室が3つ、小便用も3つあった。テント場のトイレは重要だ。ぼくはいつもテント場のトイレを真っ先に確認する。そして個室を見て、自分に問いかける「お前はここでウンコがひねれるかい?」と。雷鳥沢キャンプ場に関しては自信をもって「ひねれる」と言い切れる。全国のハイカーの皆さんも、その点は安心してほしい。なお、トイレットペーパーは備え付け有り、そのまま水で流しても良いとのこと。水場はトイレに併設されている。別にもう一つキャンプ場の真ん中あたりにもある。合計2か所。いいキャンプ場だ。

19時に夕ご飯。少しずつ雨が弱まってきた。隣のテントの人たちの会話によると、そろそろ雨は止むらしい。そう願う。

20:30に就寝した。

7月20日(月)4時に起床、ワコールへの苛立ちがつのる

朝4時に起きた。あたりはまだ薄暗い。ヘッドライトを点けて管理棟のトイレに行った。

タイツとショーツの紐をほどき、小用をした。

昨晩寝る前、寒さ対策として、ショーツの下にタイツを穿いた。ワコール社のCW-Xの一番高い、ジェネレーター・ロングタイプだ。楽天で13,000円で購入した、超高級品だ。ぼくの月給はだいたい18万円なので、普通のサラリーマンの感覚でいえば10万円相当と言ったところだろうか。

ぼくは、普段の登山ではタイツを穿かない。基本的には長ズボン派だ。しかし今回の山行では「ショーツ+タイツ」の山ボーイスタイルを試みた。なぜなら、その方が山ガールにモテると思ったからだ。

モテるためという理由のほかに、機能性タイツはほんとうに効果的なのか、ショーツスタイルの方が長ズボンよりも足さばきが軽快かなども調査したい。

小便をして、スッキリした後、左足の膝頭を見て心が落ち込んだ。ぼくのCW-Xには穴が開いている。俗にいう「ワコールホール」だ。直径1センチぐらいの穴だ。以前よりも、大きくなっている。

今回の山行の前に、家で、補修シートを貼ってきた。しかし昨晩タイツを穿いているときに剥がれ落ちてしまった。まったく役立たずのシートだ。CW-Xは、ワコールで無料補修してくれるケースもあるが、ぼくはそれが適わなかった。ワコールに穴の開いたCW-Xを送ったら、後日、補修できないといわれ返却されてきた。以来、ワコールは敵のような存在になった。

本来ならば穴の開いたCW-Xを切り刻んでゴミ箱に放り込みたいのだけれど、13,000円もした高価な代物のため捨てられずにいた。

立山での「ショーツ+タイツ」の試みには、ほかの廉価品のタイツでも良かったのだけれど、13,000円のタイツがぼくの家の箪笥で燦然と輝いていたので、ついザックにいれて持ってきてしまった。

補修シートで一時的に穴がふさがれていたので、ワコールへの敵愾心も多少減じていた。しかし、昨晩、その補修シートが剥がれ落ちた。そしてまたワコールへの恨みがふつふつと沸いてきたのであった。

朝の小用の後、穴の開いたタイツから自分の地肌と膝毛が見えて心底落ち込んだ。これではモテるものもモテない。ワコールは本当に罪深い企業だ。ワコールの怠慢のせいで、ボーイミーツガールの芽が一つ摘まれたといってもいい。

思うに、ワコールはおそらくわざと穴の開きやすい高機能高価格タイツを販売しているのだ。穴が開けば消費者の一部は新しい同じものを買い直す。そしてまた穴が開いたら、再度、買い直す。消費者をそのサイクルにはめ込むのがワコールの計略なのだ。もちろん、ぼくのように2着目のタイツを決して買わない消費者もいるが、そのような消費者はワコールにとって、眼中にない。ほかの新規のユーザーや2着目以降を買い直せる購買力のある富裕層だけをターゲットに、日々、穴の開きやすい高価なタイツを開発し販売しているのだ。まったくひどい商売だ。ワコールには恨みしかない。もしいつかぼくが何かの間違いでブラジャーをつけることになっても、絶対にワコールのものだけは使用しない。トリンプかPJにするつもりだ。

5:30怒りの雷鳥沢キャンプ場出発

しかし今からタイツを脱ぐわけにはいかない。高山で、ショーツだけの足剥き出しスタイルは危険だ。仕方がないので穴あきCW-Xを着用したまま、立山三山を縦走しよう。いまいち気乗りしないが、切り替えるしかない。

5:30に、必要な荷物だけサブザックにいれて、不要な荷物はテント内にデポした。雨は降っていない。晴れ間が見える。山頂のほうは雲がかかっているが、iPhoneで天気を確認すると朝8時ごろから晴れる予報だ。携帯をauに代えて良かった。どこでも電波が入る。

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雷鳥沢キャンプ場から昨日歩いた道を戻り、室堂に向かう。そこから南のほうへ向かい、浄土山方面へ。天気はだいぶ回復してきた。

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ところで、ぼくは立山三山というのは、浄土山も含むものと勘違いしていた。

三山が、雄山、大汝山、富士ノ折立山だと知ったのは、下山してからだ。だから当たり前のように、浄土山を経由して雄山のほうに向かったが、これが失敗だった。室堂から一ノ越までは突っ切って行ける。所要時間は50分ぐらいだ。一方、浄土山を経由すると、室堂から一ノ越までは2時間程度かかる。無駄に1時間以上も長く歩く羽目になる。

室堂から浄土山へ向かうハイカーは少なかった。ほとんどのハイカーは、一ノ越へのショートカットコースを進むようだ。

室堂から浄土山までの道は、何か所か雪が残り、ところどころアイスバーンになっていた。アイスバーンはたかだか2メートルぐらいだが、足を滑らせたら下まで50mぐらい落ちそうな危険個所だった。

浄土山

浄土山までキャンプ場から2時間ほどかかった。浄土山には山名が刻まれた標識がなかった。そのかわり軍人の霊碑があった。

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浄土山には誰も人がいなかった。しずかな山頂だった。登山道を歩いていると1.5m前方に雷鳥がいた。その横には4,5羽の子どもがいた。こんな近くで雷鳥を見たのは初めてだった。この辺は人が少ないからだろうか、一ノ越から先には雷鳥はいなかった。雷鳥沢キャンプ場にも雷鳥はいなかった。

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一ノ越

一ノ越には8:30についた。山荘の横のトイレを借り、少し休憩した。この辺あたりからだいぶ混雑してきた。軽装のファミリーもいた。雄山へ向かう道は、渋滞気味だ。あたりに山ガールもたくさんいた。ぼくの「ショーツ+タイツ」スタイルはイケているだろうか。

ぼくは齢33だが、まだ山界ではボーイに属するはずだ。このスタイルは雑誌で見かけたモデル連中と同じはずだ。彼らは一様にスタイリッシュでかっこよかった。ならば同じスタイルのぼくもまた、クールな山ボーイのはずだ。もしかしたら、ぼくの装いを見て、一緒に写真を撮ってくださいと申し出てくるガールや、ぼくのお尻を追いかけてきて同行を申し出てくるガールも出てくるかもしれない。ぼくは一ノ越山荘のそばのひなたに腰を下ろし、数分の間、ガールの逆ナンパを待った。

しかし、声はかからなかった。ぼくはザックを背負い、雄山山頂へ向けて登山者が鈴なりになっている山道を登りだした。

ぼくは怒りに打ち震えていた。心の中でワコールに対して口汚い言葉を浴びせかけ続けていた。

ぼくがガールから声をかけられなかった理由は、明白だ。ぼくの左ひざに空いているタイツの穴、「ワコールホール」が原因だ。穴からは、ぼくの肌色の地肌と膝に生えた毛が見えた。こんな情けない格好で、女子にモテるわけがない。黒いタイツに肌色というのはひどく目立つ。ガールは、きっとぼくの膝を見て、蔑んだに違いない。

「新しいCW-Xを買えないなんて、月給18万円の薄給リーマンに違いないわ」

きっと、ガール同士で陰口をたたいていたに違いない。

こんなことならば廉価品のタイツを穿いてくるべきだった。遠目にはそれがCW-Xドン・キホーテのタイツか、わからない。ドンキホーテのやつならば穴は開いていないので、こんなみじめなことにはならなかったはずだ。すべてワコールのせいだ。数か月前に無料で補修してくれなかったことを思い出し苛立ちが募った。ワコールも粉飾決算か何か不正が露見するように呪詛した。

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9:40雄山

とまれ、登山は続いた。

一ノ越から雄山は下から見たほど急登ではなかった。これがだらだら2時間以上も続くのであれば話は別だが、1時間の登りなので途中で休みをいれることもなく、快調に登れた。9時半過ぎに雄山に着いた。山頂には神社があった。お守りや手ぬぐいなどのお土産もあった。神社の上のほうにいくには500円の登拝料がかかるといわれた。せっかくだし500円支払おうかと思ったがやめた。なぜといって、山頂には妙齢の山ガールグループがいたからだ。そこに穴あきのタイツを穿いていくのは、下半身裸で女子高に乗り込むようなものだ。犯罪的な行為だ。モテるわけがない。ぼくは、上に行くのを諦めた。

10:10大汝山、10:40富士ノ折立山

雄山から大汝山、富士ノ折立山はそれぞれ20分ぐらいしかかからない。

大汝山の休憩所は、映画「春を背負って」の舞台となったところだ。

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休憩所付近では、一時的にガスったりもした。しかしすぐにガスは晴れた。

青空が見え、天気が良くなってきたので、写真を撮りながらゆっくりしていたら、予定よりもだいぶ遅れていることに気が付いた。

室堂発の最終バスは16:30。16時には室堂についていたい。できれば最終の一つ前、16時のに乗りたい。逆算してみる。キャンプ場から室堂までは1時間。15時には出発だ。テントの撤収は30分とすると、14:30には下山だ。

11時、富士ノ折立山。ここから別山を経由して、キャンプ場まで3時間ぐらい。途中で昼ご飯を食べなくてはならない。ぎりぎりだ。予定を変更して、大走りからショートカットで下山することにした。そうすれば、今度はだいぶ時間に余裕が出てくる。山ではできるだけ、余裕をもって行動したほうがよい。

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11:30大走り付近で昼食

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カップラーメンとおにぎりとゆで卵の昼食を食べて、食後にコーヒーを飲んだ。ショートカットコースで下山するので、時間には余裕がある。しばらくゆっくりした後、12:00に出発した。

大走りから雷鳥沢キャンプ場に下山する分岐点に到着した。すると分岐のそばに立て看板があった。

「この先残雪あり。アイゼン必要。霧のため迷いやすい」

なんてことだ。ぼくはアイゼンを持っていない。このまま強行突破するか、あるいは当初の予定通り別山のほうからキャンプ場に下山するか。少し考えて、別山経由でおりることにした。

途中の真砂山山頂にはいかなかった。別山も山頂には立ち寄らず、巻き道を通ってひたすら前進した。別山あたりからは、剣岳が見えた、はず。ぼくにはどれが剣岳か同定することができなかった。そして、ぼくは先を急いでいた。写真もそこそこにひたすら早足で歩いた。

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13:00剱御前小舎

本来ならば1時間半ほどかかるコースを1時間で歩いた。これならば2時半前には下山できそうだ。安堵する反面、急いできたため別山と真砂山に行けなかったことを悔いた。コースの前半部分でゆっくりし過ぎた。

しかし本当にそれだけだろうか。本来のぼくの脚力ならば、もっと早い足取りで歩行できたのではないか。いつもならばたとえば8時間のコースタイムのことろならば、6時間程度でいける。それなのに今回はコースタイムよりも遅いペースだ。

その理由はすぐに判明した。CW-Xだ。

このタイツは高機能な代物らしいが、本当にそうだろうか。怪しい。もし本当に高機能ならば、8時間のコースを4時間、3時間で歩けてもいいはずだ。高機能とはそういうことではないのか。8時間を7時間半で歩けたとして、それが本当に「高機能」だろうか。

あるいはもしかしたら、本来はそのような機能があるのかもしれない。しかし、ぼくのCW-Xには穴が開いている。そのため、うまくタイツの効果が発揮されなかったのかもしれない。穴あきタイツがすべて悪いのだ。そもそも「機能」というのが怪しい。昨今の「機能性表示食品」もそうだ。機能性って何だ。怪しい言葉だ。機能が向上するといわれてもいまいちピンと来ない。体重が減ったり、老眼が緩和したり、血液がさらさらになったり、どこまで効果があるのかわからない。

機能性タイツも同じだ。運動機能が上がるのなら、例えば、100mを15秒で走る人が、タイツを着用したら10秒を切るぐらいの劇的な変化を見せてほしい。それができないならドン・キホーテのタイツと同じだ。ユニクロのタイツでもいい。

結局のところ、ぼくは「高機能タイツ胡散説」を提唱したい。うさんだ。機能性向上というのは多くの一般運動者にとっては、効果を発揮しない。たとえば膝痛などのサポート効果を期待するのであれば効果があるかもしれないが、それ以外の普通の運動者は、高機能タイツを穿いても穿かなくても大差ない。

そして、ぼくのような穴あきタイツの場合、着用しないほうが良い。なぜと言って、山でガールに出会ったとき、穴あきを履き続けることで相手に貧乏人と思われ、蔭で笑われる恐れがあるからだ。

そして穴からパワーが漏れ出て、コースタイムどおりで歩行することもできなくなる。

 

14:10雷鳥沢キャンプ場着、撤収

急いだ甲斐があって、14時過ぎに下山できた。少しも休むことなく、撤収作業に取り掛かった。テント内で穴あきのタイツを脱いでショーツになった。

15:00に撤収完了、急ぎ足で室堂に向かい15:40に室堂着。来た時と同じように、いろいろな運行会社のいろいろな乗り物に乗り、16:51に扇沢駅に着いた。

駐車場から20分ほど車を走らせ、「薬師の湯」に入湯した。風呂から出たらもう19時を過ぎていた。携帯で道路情報を見たら、中央道で渋滞が発生していた。高速に乗る前に晩飯を食べて、すこしゆっくりした。20時前に高速に乗り、家に着いたのは深夜0時を過ぎていた。

まとめ

室堂は観光地化されているから良くないという人がいたが、そんなことはどうでもよくなるほど、立山連峰は雄大だった。キャンプ場は広く、周辺にいくつも小屋があり、温泉があり、テント泊するのにはうってつけの環境だった。

立山三山縦走コースは、浄土山を経由する必要はない。素直に、三山を周遊すればよい。

「長ズボン」か「ショーツ+タイツ」か、どちらがいいかという問いに対しては、どちらでもいいと答えるしかない。

しかしこれだけは言える。タイツを穿くのであれば穴の開いていないものを穿き、高機能という言葉に騙されないようにすること。そしてワコールのタイツはすぐ穴が開くので、ワコール製は避けること。といって、シースリーフィットもスキンズもおそらく変わらない。

ブラジャーはトリンプにすること。あるいはPJ。

 

  

 

 

  

(ピーチ・ジョン)PEACH JOHN ハートブラレーシィベール 1010380  メモリーレモン B70

(ピーチ・ジョン)PEACH JOHN ハートブラレーシィベール 1010380 メモリーレモン B70