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Day4-2 サムイ島のタイ人(2015.7.12)

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サムイ島のタイ人について2

夕方、大衆レストラン「ハニービー」の軒先で麺を食べた。鶏肉とパクチーとなんかが入ったシンプルな麺だ。価格は70バーツ=250円だった。

今回サムイに来て気が付いたのだけど、ぼくはパクチーが嫌いだ。パクチーが好きか嫌いかは、初めて少し食べたときに気が付きそうなものだが、この時までぼくは気が付かなかった。

食べようと思えば食べられると思っていた。しかし、どうもぼくはパクチーが食べられないようだ。麺の中にたくさんパクチーが浮いていたがぜんぶ脇によけた。隣の席でもう一人麺を食べていたお客さんは、屋台から無料でパクチーをむしり取って、それを単体で食べていた。すごいなと感心してしまった。

時刻はまだ16時過ぎで、夕食の時間には早かった。そのためハニービーにはぼくとパクチーさんの二人しか客がいなかった。ハニービーのおばさんは店の奥の方で何やら手仕事をしていた。

今回のサムイ島旅行でタイ人に接触したのは、ホテルと飲食店ぐらいだ。あとはツアーのガイドか。10年前にバンコクに来た時は、3週間ぐらい滞在した。安宿や飲食店や病院や往来などでタイ人とかかわったが、みんな親切だった。今回のサムイ島ではタイ人の親切さやおおらかさはあまり感じなかった。ぼくが23歳から33歳のおっさんになったのも関係があるのかもしれないが。

とくにホテルの受付の若い男女のスタッフは、エリート気取りのいけ好かない人たちに見えた。ぼくのたどたどしい英語が面倒なのか、何回かイライラされた。10年前はもっと英語をしゃべれなかったが、それでもバンコクの安宿のスタッフは皆微笑みつつ応対してくれた。

観光地のサムイだからだろうか。サムイには金と時間と語学力を有している人しかこないのだろうか。あるいはタイの国力が上がっているかのも関係しているのか。ホテルの若者スタッフは、英語が流暢で、育ちが良さそうだった。しかし彼らはおおらかというより、怠惰に見えた。戦略的にラクをしているように見えた。小賢しい日本の大学生のように見えた。選民意識さえ見えた。あまりいい感じはしなかった。もっとグレードの高いホテルか、逆にゲストハウスのような安宿ならもっと違ったタイ人と接触できたのかもしれない。中級のリゾートホテルというのがいかにも中途半端だった。

全員ハニービーのおばさんみたいな人だったらよかったのに。ほんとうにやさしい顔をしていた。そういえば、ビッグブッダに顔がちょっと似ていた。もしかしたらハニービーのおばさんこそブッダだったのかもしれない。サリンジャーの『フラニーとゾーイ』の中で、変な宗教にハマりそうになった妹(フラニー)に、聡明な兄(ゾーイ)が、「そこらへんの太ったおばさんこそキリストなんだよ」と諭し、そういう人たちにこそやさしく接してやらなけばならないみたいなことを言っていたような気がする。ホテルのスタッフについてとやかく言ったところで、サムイの人の何がわかるというのか。ハニービーのおばさんにこそ、サムイの、タイの人の、本質を見るべきなのかもしれない。

 

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チョンモンのオンザビーチで最後の晩餐

夕食はチョンモンビーチで食べた。宿泊している「インペリアルボートハウス」のレストランもあったが、誰かのブログで、食事をとるなら両隣のレストランのほうがいいという書き込みを見ていたのでそれに従うことにした。

ビーチに出て左側に向かって歩いた。空いていたレストランに入った。席に着きメニューを広げて料理を選んでいると、無性に肉が食べたくなってきた。

今夜がサムイ島最後の夜だ。正直な話、もうタイ料理は飽きた。

ぼくはステーキ肉を頼んだ。380バーツぐらいだった。1300円ぐらいだ。味は、ステーキガストやフォルクスなどの肉よりもさらに2段位劣悪にしたものだった。しかしタイ料理ばかりだったぼくは満足した。噛み切れない肉を何度も咀嚼し、最後には呑み込んだ。にんにくとステーキソースだけの味しかしなかった。肉は馬鹿でかく、臭かった。でもそれで良かった。ぼくは夢中で食べた。呑み込めない塊(かたまり)は、コカ・コーラで流し込んだ。

浜では、売り子が、光る竹とんぼみたいなものを売り歩いていた。欧米人の子どもたちに好評だった。また「バルーン」といって、1メートル四方ぐらいの凧みたいなものも販売していた。凧の中に蝋燭か花火のようなものをいれ、気球のように空に飛ばす。上空高くに飛ばされたバルーンは幻想的だった。日本の精霊流しや送り火のような宗教的な意味合いがあるのだろうか。いや、純粋な商売か。ともあれ、幻想的で綺麗だった。

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るるぶプーケット サムイ島 (るるぶ情報版海外)

プーケット・サムイ島・バンコク (ララチッタ)

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