俺は内野君じゃない

昼。企業の商品発表会へ。だるい。

午後、まっすぐ帰るのも嫌なので三省堂書店で本を物色。

金がないので、安い2Fの文庫・新書コーナーへ。ミステリーを読みたいと思い、探したがいまいちピンと来るものがなかった。

新潮文庫の平積みに沢木耕太郎「246」があったので手に取った。読んだことあるようなないような、思い出せない。文庫あとがきをみると、堀江敏幸が書いていた。沢木と堀江にはおよそ接点などなさそうだが、その組み合わせが面白かったので、購入した。1,015円。文庫で千円越えは高いな。

帰社して業務に励んでいたら、社長に「内野君」と言われて狼狽した。なぜといって僕の名前は内野ではないから。名前を間違えられた。勤続4年なのに。社員数2名の小規模企業なのに。内野君というのは、僕が入社する前にいた男性社員の名前だ。恋しいのかしら。

名前を間違えた社長は、「内野君」と言ったすぐ後にいろいろもごもごといって取り繕っていた。僕も聞こえないふりをした。お互い、名前間違えは無かったことにした。

まあ、なんだ、辞めようと思った。会社を。

 

246 (新潮文庫)

246 (新潮文庫)