僕は素麺なのです。

ラーメン、つけ麺、僕そーめんwwwwwwって素麺なわけないかwwwww

いや、ある。

 

僕は、そーめんなんです。いままで言ってこなくてごめん。ご麺。麺ご麺ご。

ぼくはそーめんなんです。だからほんというと、社会に出る必要がないのです。

「オバケにゃ学校も、試験もなんにもない」と言っていた人があったそうだけど、僕も学校に行く必要もなければ、会社に行く必要もないのです。

なぜなら、僕はそーめんだからです。素麺。そろそろ僕の季節ですね。

僕が自分が素麺であることに気が付いたのは、最近のことです。

22歳で社会に出ていらい、10年、僕は一度も勤労意欲がわいてきたことがありませんでした。不真面目なのか、共産主義者なのか、偉そうな資本家のしたで労働に励む行為を忌み嫌ってきました。金儲けなどくそくらえです。

いや、思想などないのです。単に、「働くことと相容れない」だけなのです。これは育ってきた環境や考え方とはやはり無関係なのです。

ならば、なぜ僕はほかの周りの人たち、友人知人と違ってこうまでして働くことに拒否反応が出るのか。答えは簡単でした。

僕が素麺だからです。

人間ではないのです。成人でもないし、勤勉家でもないし、日本人でもないのです。

素麺なのです。

素麺が、会社勤めしますか。という話です。

素麺が満員電車に乗りますか。素麺が客先からかかってきた電話にワンコールで出ますかという話です。

僕が精神を病んでると指摘しても、それは完全に的外れです。

なぜなら素麺に精神はないからです。

素麺であると自覚したとき、僕は一つ、いや、1000ぐらい、一気に階段を駆け上った心持ちになりました。いや、素麺は自覚などしないし、考えてみれば、素麺に高みなどないのですね。

素麺。

本当に僕は素麺なのでしょうか。

いや、考えるのはやめましょう。僕は、素麺なのです。徹頭徹尾、終始一貫して、頭の先からつま先まで、純然に、完全に、完璧に、100%、素麺なのです。

 

そろそろ皆さんの食卓に僕が頻繁に登場する季節です。

もしみなさんに慈悲が1グラムでもあれば、決して僕のことを冷たく扱わないでください。

一口一口、味わって食べてください。最後の一本まで食べつくしてください。

薬味を準備することを、厭わないでください。しょうが、みょうが、青ネギなど。

素・素麺ではなく、ワンモアシング。なにかたとえば、キュウリとか錦糸卵とか、鶏肉とか。トッピングを添えてください。

なぜなら、僕は一人では生きてはいかれないからです。キュウリが僕の友であり、錦糸卵が恋人であり、鶏肉が母なのです。

僕を一人にしないで。

それだけは、なにとぞよろしくお願いします。