5/24-25雲取山(テント泊デビュー)

土屋さんと一緒に東京最高峰で日本百名山の一つである雲取山(2017メートル)にテントを担いで行ってきたけれど今回の山行がぼくらにとっての初めてのテント泊ということでぼくは少しく緊張したけれど鋼の心臓を持つ土屋さんは相変わらずの屈託のなさで鷹揚に構えていたのはそれは別に100%土屋さんの鈍感さが理由ではなくて世界各国をバックパックで放浪した経験のある旅人であるところの土屋さんは南米のナントカっていう山を5泊か6泊かけてかつ今回の山行と同じぐらいの重量を担いで歩き回った経験があるので今回の雲取レベルは土屋さんにとっては散歩程度といった感じだったのかもしれないけれど軟弱ですぐに疲れるぼくからすると今回のテント泊デビューはそれなりの覚悟を持って臨んだ側面もあったけれどそれは何も重い荷物を担いで山に登ることに対する不安だけが理由ではなくつまりテント泊に必要な装備を買い揃えるという財政的な面での負担が一つの懸念材料であって具体的にはテントに4万円とザックに2万円とグランドシートに3000円とシュラフに2万円とシュラフマットに5000円などなど薄給で有名なぼくにとってはこれはだいぶ勇気の要る散財であってすべての道具を揃えることに二の足を踏んだのは確かであるけれど過去のあの最悪な大混雑の小屋泊を思い出したら上記の出費さえも安く感じるといった部分もあるにはあるし今後何度もテント泊することで元を取ることは可能であると思ったものの生来の飽き性で気分屋ですぐに投げ出すことで有名なぼくは多分途中で投げ出すこと必定だけれどそのことはいまは脇に措いておいて今回の雲取山行についてレポートしようと思ったけれど今回もまたやはり山はというか旅行などというものは準備段階までがとても楽しくて前日になると行きたくなくなるというのは多分多くの人と意見の一致を見ると思うけれど今回も案の定前日にやや燃え尽きつつあったというのは勤め先の神保町近くには多くのアウトドアショップがあって前日の23日も「シグ」のボトル(2700円)を買い足したり「棒ラーメン」(120円)を買ったりRPGみたいに装備を買ってギアをレベルアップすることに楽しさを見出して満足して正直言ってもう登山前日に燃え尽きた感じがあったけれどそれでまさか雲取山行きをキャンセルするわけには行かないし結局行ったら行ったで登山にしろ旅行にしろ楽しめるのは経験的に知っているので今回の雲取山も一抹の不安があったものの当日起きてみたら好天気が楽しいデビュー戦になるであろうことを約束してくれているようで朝早い出立であったものの13キロのザックを担いでまるで冒険に出るようにいわゆる「行きて帰りし物語」よろしく還ってきたら以前の自分とは違う成長した自分になっているであろうことを期待して家を出て電車に乗り待ち合わせ場所の奥多摩駅に向かってそこからバスで鴨沢まで行ってバス停でおのおの小用を済ませて後に早々に登り出してすぐにいつもと違う背中の重みに心底参りそうになったものの案外すぐに背にかかる荷重が身体にフィットしてスタスタと軽快に歩き先行する岳人たちを抜かしに抜かし新緑の中を二人して闊歩して「七ッ石山」で一寸休憩して次に「奥多摩小屋」で綺麗なトイレットを写真におさめたりなんかして順調に登り続けてコースタイム4時間半のところを確か4時間かからないタイムで雲取山山頂に着いたけれど正直最後の連続する急登にはぼくはだいぶ閉口したし弱音も吐いたことは正直に述べたいがこれは坂の勾配と荷物の重さもさることながら途中でぼくはなぜかわからず3メートルぐらいダッシュをしてしまってすぐにももの乳酸が溜まりそれが以後まったく回復することなく明らかに高度障害で頭が錯乱したかあるいはただの痴れ者なのかわからないが山でテントを担いでダッシュするのは良くないことなので今後は控えたいと思ったし土屋さんにも厳重注意を受けるなどして大いに反省したものの無事に山頂について記念写真もとれたのでぼくらは早々に山頂から20分のところにある「雲取山荘」に向かいテント場利用料金一人500円を支払いすでにわりと多くのテントが張ってあったところに自分らのスペースを見つけ遅い昼飯を食した後にテントの設営をしたけれどぼくらは事前におのおのが設営の練習をしていたのでわりとスムーズにテントを張ることができたけれどテントを張ってから手持ち無沙汰になってしまったので山荘で500円のキリンビールを買って乾杯して飲んだらまたしても暇を持て余してしまったので一寸散策して後の午後6時に早々に晩飯を食べることにして土屋氏はフリーズドライのおこわとチーズのスープと缶チューハイを飲んで食べてぼくは棒ラーメンとさんまの缶詰といいちこを食べて飲んで7時過ぎには就寝したもののはじめてのテント泊で環境になれないためかなかなか寝付かれなくてすぐにテントを出てトイレに行って帰ってくる途中に空を見上げたら残念ながら星がほとんど見えずに消沈していたところでふと遠くのほうを見ると大都会東京の街灯りが星空のように広がっていて天空の星には負けるものの山から見る人工的な光も悪くないなどと思い満足してテントに入って心安らかに眠ろうとしたけれど残念ながら安眠を得ることはできずに結句朝まで何回も目が覚めてしまって予定より早い朝5時に起床してすでにおきて朝食と歯磨きを終えていた土屋氏とテント内での寝心地について意見を交換してやることもないし周りのみんなもほとんど行動を開始していたのでぼくらも撤収作業をして5時半には三峰神社方面に下山を開始してコースタイム4時間半ぐらいのところを3時間半ぐらいで下ってしまい予定より早い9時に三峰神社に着いてそばにあった「興雲閣」という宿の日帰り温泉に入湯し二日分の汗を流し心と身体を大いにリフレッシュできたのですぐに神社からバスに乗って1時間後には西武秩父駅についたので「仲見世」という飯屋で味噌味のカツを食べるなど満足のいく昼飯をとって12時半ぐらいの電車に乗って帰路につき車窓を流れる秩父の深い山々を見るにつけ働いてる場合じゃないななどと心底思ったがそれはまた別の話で15時過ぎには二人とも帰宅してテント泊デビューを無事に終えることができたので大変満足したけれど自分が成長して還ってきたかどうかについてわからないが少なくとも体重は1.5キログラムほど減った。

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