仕事がない

私は今日も暇だった。朝、屑篭のゴミを集めて、メールをチェック。私宛のメールなど1週間に1通も来ない。当然、今日も私宛のものはゼロ。お湯が沸いたところで、日本茶を入れ社長、先輩方に出した。そして、私は途方にくれる。
始業30分ほどで何もすることがなくなってしまったのだ。それでも1時間ほどは、デスクトップのデータ類を整理したり、机の周りの書類をファイリングしたりして、暇を潰した。しかし、それもすぐに終わってしまった。なにせ、ここ数日ずっと暇なので、そもそも片付けるほど机周りは汚れていないのだ。

とりあえず、お茶を入れなおした。そして、飲んだ。共用の本棚を片付けようとしたが、それも先週やってしまったいた。本棚の中の本は整然としている。暇だ。

暇に飽きてしまった。私だけではなく、ほとんどの社員が暇を持て余している。先輩社員の一人はひたすら、PCの同じ画面を睨んでいる。何か作業をするでもなく、ただただ特定のフォルダを見つめている。怖い。別の社員はずっとネットサーフィンをしている。来週海外旅行に行くらしく、入念に旅行プランを練っているようだ。他の、まじめな社員は、過去の伝票類をひっくり返して、別に調べなくても良いようなことをほじくり出している。それを調べたところで何がわかるわけでもない。ただ、いい暇つぶしになるようだ。電卓をカタカタたたくのは、はたからは物凄く熱心に仕事をしているように見える。


11時ぐらいに某取次店から本の注文が入った。2冊。僥倖。私は新本在庫のある本棚から該当書籍を取り出し、軽い足取りで町に繰り出した。
暇人を尻目に町に繰り出し、徒歩10分でいける取次店に向かった。途中、登山ショップでザックや洋服を見た。あまり良い商品はなかった。客層が上のほうなのか、若者に似合うようなデザインのものが少なかったように感じた。客先に本を届けて、帰りにコンビニで軽く立ち読みをして帰社した。そしてちょうど、昼休み。

午後の業務は激烈に眠い。やることがないので、睡魔との闘いに負けそうになる。今日は本当にやばかったので、2時ぐらいに営業に出た。書店へ。先月末の関西出張以来の営業だ。外に出てしまえば、自由にできる。しかし元来まじめな私は、寄り道などせずに真っ先に書店へ行った。今日は割りと注文が取れたので、軽い足取りで帰社。その後1時間ほどかけて営業日報を書いて、定時過ぎに退社した。

営業職というのはいい職種だ。ノルマを課されたらきついが、そうではなければぜひ一度はトライしてみたいものだ。やはり、一日中社内にいて仕事をしている振りをし続けるのは気がめいる。たまには外の空気も吸いたいものだ。

とりあえず、明日は午前中から神奈川のほうに行く仕事を作った。これで明日はどうにか暇を潰せる。夜は友人知人と串揚げを食べに行く。