晩飯はクスクスでした

最近気がついたんだけど、私はどうも出版業界に興味がないらしい。
編集という仕事にも興味がない。今更かよと思ったが、今更気がついたんだからしょうがない。
そもそもあまり真剣に学んでこなかったから、編集のイロハがわかっていない。というか基礎がわかっていない。
ぶちまけた話をすると、編集って何? っていうレベルだ。
もう少し若ければ、もっと気合いを入れて自分で勉強したり、先輩に聞いたりして、一人前になろうと努力するんだろうが、私はもう歳で、だいぶ老成してしまった。向学心や向上心などといったものがない。活力が足りない。何に対しても無気力だ。
だから自室が汚い。だいたい3日分の洗濯ものが部屋の中に散乱している。これが一人暮らしならばまあわからなくもないのだけれど、私は実家ぐらしだから洗濯は家人がやってくれる。だから、洗濯ものがあれば階下の洗面所に行って洗濯ものかごに放り投げればあとは翌日にきれいな衣類が届けれる。それなのに自室に汚れた衣類が散乱しているのはなぜかというと面倒くさいから。持って行くのが面倒くさい。それぐらい活力がない。だから就労意欲もない。向学心もない。そして働きたくない。
無気力状態が続いて久しい。自分では最低限のことはやっているつもりだ。やれと言われたことはやる。それ以上はやらない。それでいいと思っていた。実際、それができていたらそれはそれでいいと思う。
ただ問題は慢性的な無気力状態に陥ると、どんどんどんどん気づかないうちにシュリンクしていく。自分ではずっと平均点でやってきたつもりが知らぬ間に毎回マイナス1点ずつ点数を落していて、その分周りからの評価も下がる。自覚症状がないため、周りからの評価が厳しくなると、それは見る目が悪いというように他人を非難することになる。平均点より10点ぐらい下がった時に、おかしいなと気付き始める。どうやら非はこちらにあるようだぞと。気がついてリカバリーできればいいが、私はそれができない。なぜなら、老成しているから、そして面倒くさいから。そうなってしまうと、手は一つだ。低い評価しかしない人たちとは縁を切って別の場所に移動する。そしてまた最初からやる。そこでも初手はいつも平均点から始める。そして気がついたら平均点より10点、15点下にいる。そしてまた別のスタートラインに立つ。

そしてそろそろまた別のスタートラインが私を読んでいる。誰かが私のために号砲を鳴らしたくてうずうずしている、ような気がする。私だけのスタートラインがある。私だけのために鳴らされるピストルがある。私は嬉々としてそちらに駆け付ける。新しいレースがそろそろ始まる。