南米奇行へ?

今日は朝の7:30〜9:30までフットサルの朝連をした。最近毎週日曜日、この時間にフットサルをしている。日曜日に早起きする習慣がなかったので、当初は起床するのがつらかったが、最近はようやく慣れてきたところだ。9:30に練習が終わって帰宅しても、まだ時刻は10時過ぎだ。以前は、大体このぐらいの時間に起床していた。一汗かいて、まだ朝の10時なのだ。一日が長く感じる。

今朝の練習時、フットサル友達の石田さんと南米旅行の話になった。先日、私の友人の春夫が南米旅行に行くかもしれない、それに私も同行するかも、と石田さんに話していたのだ。その話をしたときに石田さんも、「俺も行きたい」と話に乗ってきたのだ。今日も、ブラジルやアルゼンチン、ジャマイカなど、各国の行きたいスポットの話で盛り上がった。石田さんは、ここ数年働き詰めで、そろそろ長期休暇をとって長い海外旅行に出たいと考えているらしい。そのため、私と春夫の南米旅行に大いに興味を持ったのだ。
南米旅行の計画が少しずつ進行している。誤算だ。

まさか、石田さんがこんなにも興味を持つとは。石田さんは行動派だ。仕事が多忙になる前は、よく海外旅行に行っていたそうだ。ヨーロッパやタイなど、社会人になってからも1ヵ月半ほどの長期旅行に行ったらしい。今月末にも久しぶりに、一人で2週間の海外旅行に行くそうだ。行き先は、クロアチアと南スペイン。行き先からして、海外旅行慣れしている。こういうタイプは、計画を立てたら迅速に実行するタイプと、私は踏んでいる。これは、いよいよやばい状況だ。なぜなら、私は本気では南米旅行になど行く気はなかったからだ。いや、行きたい気持ちはあるのだが、資金がない。そして、今会社を退職してしまったら帰国したときに職探しに苦労するのは目に見えている。自分の年齢に加え、スキルのなさ、汚れに汚れた履歴書、不景気、震災など、今、会社を退職するのは自殺行為だ。さらに言えば、南米は私には危険すぎるように思う。貧弱な身体で有名な私は、おそらく彼の地での長期放浪には絶えられないだろう。さらに、語学の問題がある。スペイン語はもちろん英語も喋れない。これではどうしようもない。

しかしそうは言っても、現在の無気力で将来への希望もない現状を打破するには、南米に旅立つぐらいの思い切った行動も必要なのかもしれない。

今の会社はストレスフリーだ。仕事はラク、同僚もいたってまともな人たちだ。厳しい社内規定があるわけでもないし、社長など上司からの厳しい監視があるわけでもない。先輩社員などは、就業時間の7割方を居眠りに費やしている。しかも、社長の1.5メートル後方で。別の同僚は、社長に何か面倒くさいことを指示されたらヒステリーを起こすことで、仕事を回避するという荒業を使っている。それでも社長は何も言わないし、罰則も当然ない。少々の遅刻なども問題ない。仕事でミスっても社長が全責任を負ってくれる。その際、ミスった社員が傷つかないように配慮してくれる過保護ぶりだ。こんなに働きやすい職場環境をみすみす手放すわけにはいかない。
ただ、その代わり給料は安い。驚くべき薄給だ。三十路前の私にとっては少なすぎる。もちろん、薄給と引き換えに、ストレスフリーの環境に身を置けているといえなくもない。
辞めたい、と考え出している私がいる。
そうなってしまったら、終わりなのだ。そう、私がそのモードに入ってしまったら・・・。

かつて、私は数社の会社を辞めてきた。数日で辞めたところ、数ヶ月、2〜3年耐え忍んだところ。1社1社、それぞれに思い出がある。同僚や上司の顔を鮮明に覚えているし、仲の良かった人たちのアドレスは今も携帯にメモリーされている。そういった各社固有の思い出は確かに記憶に焼きついている。しかし、なぜだか、それぞれの会社の退職理由だけが良く思い出せないのだ。このことは、企業の採用面接の時に特に痛感する。面接官に退職理由を聞かれても上手く答えられないのだ。まるで、どの会社も特に理由なく退職したかのように退職理由がおぼろげなのだ。もちろん、年を重ねて私も自分のことが良くわかってきた。「自己分析」もできるようになってきた。自分の性格は自分が一番良くわかっている。そう、過去の私は確かに、理由もなく会社を辞めていたのだ。「辞めたいなぁ」と思ったが最後、もはや私を止めることはできないのだ。退職理由など後から創作すればいいではないか。将来の職業など知ったことか。すでに汚れちまった履歴なのだ、いまさら気にしても仕方あるまい。慢性的な無気力を取り払うのが先決だ。三十路前に旅発つのだ。語学など、同行者に頼りきれ。南米の治安など地震や放射能に比べればなんてことはない。後は、旅の資金だ。
金は、お前が貸せ! いや貸してください。