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2年連続のエアー出勤③

エアー出勤 2010年エアー出勤

エアー出勤3日目。
今日は朝一で渋谷のハローワークに行った。二つの求人に応募した。1社は金曜日に面接のアポが取れた。もう一つは書類選考。悪くない収穫だ。
ハローワークから出て「109」近くの松屋に行った。そこで250円の牛丼を食べた。最近は牛丼の値段が一時的に下がっている。エアー出勤者にとっては心強い援軍だ。

10:30に藤吉郎君と待ち合わせをしている、モヤイ像方面へ移動。5分前に待ち合わせ場所に着いたが藤吉郎君はまだいなかった。ツイッターをして時間をつぶした。数少ないフォロワーから、「エアリーマンwwwwwwwwwwwwww」というあだ名をつけられた。
しばらく待って、10:40に藤吉郎君が現れた。藤吉郎君は、大学を出て以来一度も会社勤めをしていない。俗にいうニートだ。私は複数の会社を経験してきたが、どこも退職するために入社しているようなものだ。その意味で私はニートに対する親和性が非常に強い。基本的には働きたくないのだ。本来的にニート気質なのだろう。

エアー出勤は並大抵の精神力では乗り切れない。半日以上を無為に過ごすというのは想像を絶する過酷さがある。経験してみなければわからないが、未経験者でも少し想像力を働かせればわかるだろう。
無職の友人ほど心強いものはない。大半の友人知人が働きに出ているときに、渋谷まで出てくるというのは救世主以外の何物でもない。ありがたいことだ。逆に、ほかの友人知人が有給をとって私のもとに駆け付けてこないことに大きな憤りを覚える。現代の若者は想像力が欠如していると誰かが指摘していたがこのことだったのか。失望した。

藤吉郎君とは「ジャーロ」という映画を観た。B級過ぎて屁が出そうになった。実際上映中、3回ぐらいすかしっぺをしたことはここで告白しておく。
映画は、1800円出してまで観るものではなかった。教訓も得られなかった。唯一良かった点は、2時間弱暇つぶしをできたことだ。

映画の後は、ファーストキッチンで食事をした。その時点で、14時過ぎだった。つぶさなければならない時間はまだまだある。ほとんど永遠みたいなもんだ。暇すぎるので、代々木公園に行こうということになった。渋谷から原宿まで歩いた。若者が多すぎて気が滅入った。明治神宮に寄ろうということになり、参道を抜けて本殿に行き、参拝した。代々木公園方面と思われる方向に歩き続けたが、途中で道に迷った。足も疲れたので、そのまま渋谷駅に向かった。そこから地元に帰った。途中駅のドトールでコーヒーを飲んだ。そして図書館に行った。藤吉郎君は最近ハマっている「脳科学」の本を探していた。私は新聞を読んで時間を潰した。藤吉郎君は、目当ての本を探し終え(残念ながらなかったようだ)、「帰る」と一言いった。私は「ああ、さよなら」といって別れた。一人になって、数分間「神奈川新聞」を読んだ。
18時半ごろに図書館をあとにした。外は暗かった。どうしようと思って、しばらくその場に立ちすくんだ。人が1日に潰せる時間は限られているように思えた。朝7時半に家を出て、12時間近くが経過していた。潰せる上限が何時間かはわからないが、今日はすでに限界に達していた。横断歩道の前で4分ぐらい立ち尽くした。往来を歩く人たちの視線が痛かった。ケータイでツイッターをしてやり過ごそうとした。フォロワーが少なすぎて、「呟き」が本当の独り言みたいに思えてきた。私の頬を滂沱の涙が伝った。さらに2分間が潰れた。泣きながら最後の力を振り絞って屁をここうかと思った。世界中のすべての人間に放屁をぶちまけてやる。エアー出勤者を馬鹿にするなよ。いつまでも無職と思うなよ! この野郎。私は腹に力を入れた。すべてをぶちまけた。
「ぷ〜〜〜」
って誰がプー(無職)やねんwwwwwwwwwこのアホンダラwwwwwwwwwwwwwやめさせてもらうわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

生ぬるい秋の風が吹いてきたので、電車に乗って帰宅した。