登山・檜洞丸

renox2010-08-31

週末に,「横浜登山倶楽部」の仲間と西丹沢の檜洞丸に行ってきた。
今回の参加者は,カルロスとドラゴンと俺。みんなほとんど初心者みたいなもん。
土曜日にウェルキャンプ西丹沢に着いてBBQを楽しんだ。ドラゴンが炊いたご飯が記念碑的にまずくて,吃驚した。炭に火をおこすのはカルロスがやった。難儀していたが,なんとかうまく火をおこせた。肉や野菜などを焼いて,食った。そして酒を飲んで,寝た。

日曜の9時から登山を開始した。「つつじ新道」とかいうところからスタートした。
西丹沢自然教室のスタッフであるボブ曰く,山頂までは慣れている人で3時間半かかるとのこと。
2時間45分ぐらいを目標に,ハイペースで登った。素人登山家にしては早すぎるペースだったので,案の定途中でへばった。まずドラゴンが弱音を吐き,その次に俺が半ベソをかき始めた。
カルロスは普段から運動をしているタイプの人間なので基礎体力がある。だからこのくらいの登山は余裕のようだ。
頂上まであと1時間ぐらいのところでドラゴンが白旗を上げた。俺とカルロスは,ドラゴンを置いて頂上を目指した。俺はそのころには,持参したペットボトル入りのお茶を飲み干していたため,脱水症状気味になっていた。そのせいか,足が動かなくなってきていた。頂上付近は,木の階段が整備されていた。その階段を上るのが非常につらかった。ハーフマラソンの2倍ぐらいきつかった。
なんとか頂上まで辿り着き,山小屋の主から500円で水(500ml)を購入した。1000円だしても買っていたと思う。
頂上で出会ったヤコブさんという名の登山家のおじさんから,犬越路というところを通って下山したほうがいいよと言われた。景色がよく,沢沿いの涼やかな道を歩けるらしい。俺とカルロスはそれに惹かれた。ドラゴンに,「一人で下りて下さい。俺とカルロスは別ルートで下山するから」と電話連絡を入れた。「横浜登山倶楽部」は冷酷な集団だと思った。
犬越路のルートは,たしかに絶景だった。深い谷底が眼下にひろがっていた。青々とした緑に彩られた丹沢の連山が見渡せた。登りのルートは,眺望がまったく開けていなかった。頂上も同じだった。檜洞丸を登る人は,犬越路から下ったほうがよい。
下山もつらかった。足場の悪い路をあえぎあえぎ下った。足がプルプルいいだした。カルロスに,「先に行ってくれ」と何度も言った。この山で死ぬかもしれないと思った。しかし実際には死ななかった。無事下山したのは15時過ぎだった。
登りに2時間半。下りに2時間45分。わりといいタイムだとボブがいっていた。
川のほとりでドラゴンと合流。
帰りは,相模大野らへんの風呂に行き,夕飯は「でん」でしゃぶしゃぶを食べた。そして,帰宅した。
第1回の登山は,大変充実したものになった。なんとか登頂できたのでよかった。かなりつらかった。正直,フルマラソンを完走したときよりもきつかった。ただ,その分達成感があった。
俺のマラソンは完全に娯楽だ。まわりに人がいて給水があり,何しろルールがある。途中でやばくなったら誰かさんに手を差し伸べてもらえる。山は違う。下山時,足がプルプルいいだしたときに,周りにいたのはカルロスだけだった。カルロスが俺をおぶって帰ってくれるはずもなく,下山するには自分の足で下りるしかない。マラソン大会みたいに運営スタッフに助けを求めることなどできない。棄権などできない。独力で乗り切るしかない。そこでは,恐怖のようなものを感じることができる。それが,快感だった。
第2回の大山には,マーティンが参加する。マーティンに言いたい,「山をなめるなよ!」