本当の職場の話をしよう1

今日は18:00に仕事が終わった。いつもより早い時間に退社することができたので寄り道をした。やっぱりアフター5というかアフター6は充実させたい。仕事人間にはなりたくない。仕事とプライベートをきっちり分けてメリハリのある生活を送ることがよりよい人生を送るのには不可欠だと、私は思う。
そんなわけで帰りにハローワーク墨田に寄った。2日前に横浜のハローワークで見つけた求人票を墨田のスタッフに見せ、紹介状を発行してもらった。

また、この季節がやってきた。
転職の季節。秋は転職をするのにはもってこいの季節であるといったのはだれだったろう。ボブだったろうか? キャサリンだったろうか? 小林君だったろうか? 
春はダメだ。草木の再生を強いる残酷な季節は、私のようなセンシティブな感情を持つ人間には合わない。自分のペースでやらせてくれと思う。夏もダメだ。スーツを着て就活するのはきついからね。冬もダメだ。寒さに凍えた手ではペンも持てない。ペンがもてなきゃ履歴書も書けないではないか。ならば残るは秋だけだ。いまがその時だ。ジャストドゥイットナウだと、私は思った。

新しい職場に勤め始めて、2か月が過ぎた。3か月の試用期間終了後に本採用される予定だが、その日が近づくにつれて、私の気持ちは暗澹たるものになってきている。

転職を繰り返すと辞め癖がつくというが、本当だろうかと疑問を持ったというのは嘘だ。そんなことは考えるまでもなく、転職を繰り返すと辞め癖が付く。
「転職」というのは、多くの勤め人にとっては人生のうちで1度か2度のことなのだろうと思うけど、一方では何回も転職を繰り返して職を転々としている人も少なからずいて、その人たちは転職という切り札を、ほとんど初手から切る。何のためらいもなく。
私のような人間は新しい会社に入社した瞬間から、退社日のことを考えてしまう。短時日での退職となった場合、「お世話になりました」とあいさつをしなければならないのは、直属の上司だけなのだろうか。それとも職場の全員に一応の挨拶をしなければならないのかなど、考えるだけで気が滅入る懸案を入社したその日から考え続けて退社日まで毎日鬱々と過ごすことになる。

今私は岐路に立っている。
試用期間をもって退職するか、あるいは正社員となって今後もこの会社で働き続けるか。
現状では前者を選択する可能性が高いように思われる。辞めたい、という気持ちが日増しに強まっているからだ。ただひとつ気がかりな点がある。
いくら探しても、会社を辞める理由が見つからないのである。