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ちょっと間をおいて読んでもらいたいささやかなあとがき

ぼくは旅行に出て暇になっちゃうような、まったくトンマな人間なんだ。おまけに無職でもあるんだ。それなのに海外旅行に出ちゃったりするんだ。英語もろくに話せないのに。
これを書いてる現在の日付は教えないけど、今現在もぼくは「職業」を手に入れてないんだ。そのくせ本当に変な話だけど、ときたま、映画を見ていてその映画の設定が寒い冬の季節で主人公がポッケに手を突っ込んでいるようなシーンを見ると、あぁパリに行きたいななんて思っちゃうんだ。(ぼくのイメージでは冬に一番サマになるのはセーヌ川のほとりなんかをとぼとぼ歩いて絵描きの絵なんかを覗き込んじゃう例のシチュエーションなんだ、あーあ)だけどぼくはパリになんて行きたくはないんだ、ほんとはさ。今はちょっと体調をこわしてて海外旅行に行っても逃げ帰ってくるのがオチだと思うよ、実際の話。それでこの旅行記を読んでいろいろとチャチャを入れたいのはよく分かるんだ、ぼくだって何回ツッコミを入れたかわかんないよ。でも(笑っちゃうかもしれないけど)、そっとしておいてくれないかな。なぜって言うのはうまく説明できないけど、君たちが通っていた小学校にも例のランニングシャツと半ズボンの元気っ子がいたでしょう。冬に太ももを紫にしながらも頑なにスタイルを崩さないあの子だよ。その子がなんの間違いか風邪をひいて学校を休んだとするよ、それで担任の先生が殺人的な愚挙に出ちゃうんだ。つまり「○○君は風邪でお休みです。」って朝の会で言っちゃうんだ。次の日に元気っ子はいつものスタイルで風邪をひいたことなんて誰にも悟られないように元気に振舞うんだ。みんなは、元気っ子が風邪で休んだのを知っているっていうのに。それを知らないのは元気っ子だけだって言うのに。それで元気っ子は少しして気がついちゃうんだ。自分が風邪をひいて学校を休んだことがみんなに知られているってことを。次の日からは元気っ子はみんなと同じスタイルの服装に変えちゃうんだ。秋口にトレーナーを着だして、冬はジャンバーに長ズボンをはいて・・・さ。
なんだかわけの分からない喩えで核心をぼかしちゃっただけかもしれないけど・・。

とにかく今はそっとしていてほしいんだ。